「eスポーツ×建築」デザインコンペ
審査日にコロナになってしまい、審査日が延期…
丸5日間、自宅で40度の熱にうなされてるだけで、暇なので、こんなプレボを作ってみました。
自分なら、こんなアイデアを出すだろうな~という未来像です。

 毎日1案作って、全部で5案…
そのうち4案を公開します。

 今回、滋賀県東近江市の「e2Park」さんが主宰、滋賀といえば琵琶湖。ということで

 「eスポーツ」×「水辺の環境」

 


水辺の挑戦者が集う「サルベージパーク」

~宝探しゲームを通じて水辺の環境を学ぶ~

湖の指定されたエリアの内で、水中ドローンを利用し、宝を探す静かで熱いe-スポーツを提案する。

水中に沈む宝にはポイントが決められており、回収した宝の総得点で競われるが、ペットボトルやビニルゴミ等の回収も得点となる。
水中ドローンにはカメラが搭載されており、在来希少種の魚や水生植物を撮影することでも得点になることから、水辺の動植物の知識や生態を知ることも勝負に必要であるし、葦や葦の枯葉がドローンに巻付くと失速する為、植生への知識も必要な競技になっている。

若い世代に水辺への知識と意識を持たせ、環境共生のまちづくりにつなげていく。


 

 

 

「eスポーツ×建築」デザインコンペアイデアその2
コロナ直前にホテル建設予定地の視察に宮古島に行った際に、海岸線に多くのプラごみが散乱していて、その長さは数百メートル…プレボの右上の写真は実際の写真です。

それ以外は生成AIによるもの。 

 そこで、

「未来の3Dプリンター技術」×「環境建築」
で考えてみました。

 


マイナスをプラスに変える「地産地消建築」
~ペットボトルを原料にする3Dプリンターで作る未来~
3Dプリンターで建築を作る技術は既に確立している。近い将来、ペットボトルを原料にして、建築が可能になるかもしれない。

日本の海岸線には、大量のゴミが漂着し、その多くは海洋投棄されたペットボトルだ。これらを集め、その場で3Dプリンターの原材料として建築を作る未来を提案する。建築の3Dデータさえ作れれば、工場への輸送も必要ない。ペットボトルゴミを集められる場所が一番いい「地産地消建築」の敷地になる。


 

 

 

「eスポーツ×建築」デザインコンペアイデアその3
滋賀県初のプロeスポーツチーム「Lake Gaming」さんと話をして、大変刺激を受けました。eスポーツはどうしても仮想空間の中に強みがあるけど、それをどのように街づくりにつなげるか…そんなことを考えて作った案です。

 「eバイク」×「観光都市」

 

 

びわ ぶんの いち 

~歴史と建築、アートを巡る「びわいち」を、分割して体験する eサイクリング~

琵琶湖一周サイクリング(びわいち)は楽しそうだが、200Kmは、けっこうしんどい。

 

そこで、琵琶湖に面する自治体に1つ、建築家やアーティストに依頼した休憩所と、その最寄りの駅にレンタルサイクルステーションを設置する。どこから始めても良く、乗り捨てOK。シャワー完備のお試しびわいち。

 

 記録映像データは、クラウドに保管し、悪天候なら、「e2Park」内でeサイクリングにて進めることも可能。月に1回、「びわぶんのいち」進め、楽しみながら、滋賀の歴史と建築を巡る。滋賀の観光人口増加と、健康増進を、デジタルツールとアートを使って進めていく提案。


 

 

「eスポーツ×建築」デザインコンペアイデアその4

東近江市は林業もあります。三重県との県境には、急傾斜地の森林が広がっていますが、林業は苦戦しているようです。

そこで、林業へのあこがれ、ワクワク感ってどうしたら生まれるのか…そんな非林業従事者の考えるガンダム世代のアイデアです。

画像生成AIを駆使して、60分で完成!イメージを伝えるには最適なツール。

「eスポーツ」×「林業」


未来の林業を担うバトルゲーム
担い手が少なく、勤務地が僻地。そんな林業を救うバトルゲームを提案する。

操作方法は一般的な重機の運転、操作方法に近くすることで、仮想空間内で、ゲームをしながら実際の重機の操作スキルを得ることができる。

 

つかむ、切る、運ぶ等できる2本の腕と、2足もしくはクローラーを、レギュレーションとする重機を遠隔操作しミッションをクリアしていく。

 

子供のなりたい職業1位「林業」を目指すメカデザインとするほか、災害救助ロボットの操作方法も学べる仕様になると、世界一ヒーローの多い都市が誕生する。


バリアレスシティアワード&コンペティションの

審査会が行われました。

 

審査員長の三井所清典さん(日本建築士会連合会 会長)

KMD宮崎桂さん(日本サインデザイン協会 会長)

インテリアデザイナーの劔持良美さんと議論を重ねました。

また、次年度の企画、2020年の夏の企画の話をした有意義な時間になりました。協賛していただいた、LIXIL様、東リ様、丹青社様ありがとうございました。

 

1/1 イチブンノイチ
ラアトレ学生実施コンペ作品集 発売中
ラ・アトレ学生実施コンペの優秀作品集。3年間の優秀作品 85作品をフルカラーで掲載。
目次 
第1章  企画に込めた思い
第2章  2014 「横浜天王町」×「すむ+かたち」
第3章  2015 「 世 田 谷 」×「すむ+かたち」
第4章  2016 「自 由 が 丘 」×「すむ+かたち」 
第5章  コンペ上位に残るために

ラアトレ学生実施コンペ審査

コンペ企画と審査員を務めている、第四回ラアトレ学生実施コンペの審査が終わりました。
157案の力作の中から、上位6案を選びました。
2018年8月2日の2次審査があります。
審査員長、マウントフジアーキテクトの原田さん、ツバメの山道さん、トミトの冨永さんに会えるだけでも勉強になります。コンペに出した人も、出さなかった人も、是非参加して二次審査を見に来てください!

 

あと、小田急線鶴川駅のコンペの企画もやっています。現在開催中なので、そちらも検索してみてください。

ラアトレ学生実施コンペ竣工座談会

ラアトレ学生実施コンペで、最優秀案が決まったのが8月初旬。そこから図面を書き、解体し、竣工まで、3か月半。

なかなかのスピードで駆け抜けました。

そして今日は、その竣工した建物内で、座談会です。

建築資料研究社さん 産経ビジネスアイさんの取材も兼ねて、作品について、話し合いました。

 

この内容は、コンフォルトで掲載予定です。

ぜひ、買ってごらんになってください。来春4号

(3月ごろ)の発売になります。

 

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黄金町バザール2016空間コンペ次点「入賞」

「黄金町バザール2016空間デザイン」

建築学生サークル♭(ふらっと)と有志と取り組んだ実施コンペで、次点に入賞しました。合板を作る際に廃棄される丸太の生木を使い、床として利用します。

アーティストの制作の場、展示の場として、「吊る」「張る」「結ぶ」など通常の部屋ではできないアートを支援する空間として提案しました。

 

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日建学院賞をラアトレ学生実施コンペで創設

日ごろコンペに参加していて、入賞しないと、コメントすらもらえないことが多々あります。
コンペに対して費やす費用や時間を考えると、時にむなしくもなるのですが、学生コンペの意義を考えると、そのコンペに勝つことよりも、「負けてしまったけど、勉強になった」と考えてもらえるようなことが、教育的な意味において大切と考えています。

 

そこで、二次審査の裏番組として、日建学院さんに協力を得て、学生が決める優秀賞を作ってみました。

自分が審査員ならどういう作品を選ぶのか?実際に投票してもらうものです。

次回もこの賞は続けたいと思いました。

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第三回ラアトレ学生実施コンペ 審査員

第三回目になるラアトレ学生実施コンペの審査を行いました。

審査員長のマウントフジ原田さん、

コンフォルト編集長の多田さんは、昨年に引き続き。

そして、今年は、中川エリカさんと高野洋平さんに審査員をお願いして、建築家5名とラアトレの社長で審査をしました。

応募総数が40作品ほど減ってしまいましたが、きっと熊本地震の影響があったと思います。
(九州の参加者が20名以上減っています)

また、日程が合わなかったのか、専門学校や住居学科からの応募が減っています。

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かながわ建築祭 最優秀案 中央工学校木造建築科有志+本多 「知木庵」

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JIA 「一番ちいさな交流のかたち」コンペ最優秀賞を受賞

JIA かながわ建築祭
「一番小さな交流のかたち」
コンペで、中央工学校の生徒と共に参加し、最優秀賞を受賞しました。

 

1.6mmの薄いシナ合板を幅35mmに加工し、穴をあけ、重ね、互い違いに連結していきます。

そして、間に150mmの全ねじを入れ柔らかい構造を作りました。

(かなり激しく揺らしても成立します)

 

 

2016年2月26日~28日まで馬車道駅地下コンコースに展示されました。

 

同時に開催した「建築家の仕事展」では、

今までに企画したコンペ冊子を全て無料配布しました。

建築家の仕事は、建物をを作るだけでなく、社会に対しての改善、提案、啓蒙などを行う事でもあるという展示内容でした。

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第二回ラアトレ学生実施コンペ 一次審査

第二回ラアトレ学生実施コンペの1次審査を行いました。


二次審査通過者は、今日にもHPやfacebookで発表になるかと思います。


審査を終えての感想は、

やはりプレゼン巧者が残った…という感じです。
タイムや距離を競うものではなく、

人が内容を審査をするという性質上...
プレゼン技術は、絶対条件です。


審査結果を見て、名前がなかったら、
「人に伝える」ということをもっと意識すべきと思います。



とは言ったものの、私も学生時代は全くのプレゼン音痴でしたし、最終的な面倒は、今年も私にくるであろうと思われるので、
「いい案なのにな…」という案に票を入れてみました。


「プレゼンの意識不足」「建築の知識不足」「生活感覚の不足」でも、それを補ってあげればモノになりそうな案を上位に票を入れ、まぁ、残るよね。という案には点数を低く入れました。(今年は、◎ 〇 △と点数に差をつけています)


まぁ、結果は、6人の審査員の票を多く獲得した案が残るので、私が推した案は全滅でしたが…

8月10日(月)12時~二次審査があります。
残った8案は、アイデアもあるし、それを「人に正しく伝える技術(考え方)」を持っています。

自分との差を埋めるためにも、是非その技術を盗みに来てください。就活でも、就職後も、ついてまわるモノですよ。

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JIA神奈川茶室コンペティション

JIA神奈川の「一番小さな交流のかたち」
という茶室コンペで、優秀賞と審査員長の飯田善彦賞をいただきました。


いくつか表現したかったことがあるのですが…


・茶の本質は、茶会の前に始まっていて、主客の好みや季節、時間を想い道具や床の飾りを選ぶと思います。そうした「時間」が大切で、珍しいモノや高価なモノで造ることではないと考え、100円で手に入るものだけで作った茶室です。...
(ソフトバスケット・ダブルクリップ・透明ホース)


・バスケットを選んだのは、ここに飾り付けできるので、作りながら、もてなす人を想い作りながら飾り付けを考えるという時間を作れるという事です。今回、子供空間ワークショップで子供たちと一緒に作る予定にもなっていたので、私は、大小色々な鈴を用意しました。子供たちが中に入って建物をたたくと色々な音色がする仕掛けです。


・子供でも参加できるディテールとすることで、建築と人はもうちょっと近くなると思います。公共建築など完成後の市民の意見で形が変わることはほとんどないと思いますが、誰でも参加でき、変化し、成長する建築が今、自分の目指している建築と考えています。



・この建物は、切ったり貼ったりまったくしていないことにこだわりました。イベント完了後、すべてのものは、元の機能。つまり、バスケット、ダブルクリップ、ホース(床に用いている)としての機能を持っています。建築を作る際に、その建築の解体される日のことまで、建築家は考えているよというメッセージです。


小さい建築で、普段使わないポップな材料を使いましたが、考えていることは日常業務の延長だと思っています。選んでいただいた審査員の皆様に感謝いたします。

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第2回埼玉県環境住宅賞

第2回埼玉県環境住宅賞に「えるいえ」が入賞しました。

 

「えるいえ」は、共働き夫婦の為に設計した省エネ住宅です。 蓄熱素材であるPCM(潜熱蓄熱材)を日中人のいない時間帯に、太陽光で温め、蓄熱し、人が帰ってくる時間に合わせて放熱する暖房システムを考案、実装。データを取りつつ改良を重ねています。

 

オール電化住宅で電気代5000円/月~10000円/月なので、電気代は正直なのですが、エアコンの様に瞬時に室温を上げることができないので、実感が無いのが現状です。

 

それでも、新しい挑戦に票を入れていただけた…審査員の方に感謝ですね。

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「ハコダテものづくりフォーラム」設計競技2014

「はこだてものづくりフォーラム」設計競技2014

に入賞しました。


函館市にある、旧ロシア領事館 

築100年を迎えるこの建物を利活用し、地域の拠点として再生するというコンペでした。


我々は、地場木材を利用したはがきサイズの木片を使い、「旅する建材」として世界中の人に参加してもらう建築を提案。


利用者、参加者が増えると、空間も成長していく、そんな参加成長型のシステムです。

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HUB Ginza-east

東京築地の賃貸オフィスビルの改修が終わりました。

築30年を過ぎると、近隣の同規模オフィスとの価格競争から、収益性が非常に悪くなり、そのことによって、建物へのメンテナンス費用が大幅に削られることになります。結果、建物の価値が落ち、また収入が減る…。そして、新築しようとなってしまう。

 

こうした負のスパイラルを断ち切り、安易なスクラップアンドビルドを減らす。そんなプロジェクトです。

基本性能(防水・外壁)を底上げするとともに、

近隣同規模オフィスにはない独自性をだすことも大切です。

 

 企画:株式会社HOOP

 

 

 

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カンボジアの風

 

チャンギ空港から飛び立つ飛行機の中で思い出して数えたが、

カンボジアは、私にとって25か国目の訪問国だ。

 

思えば、もっと早く来る予定であったし、

まさか、仕事で来るとは思わなかった。

 

最も親しい建築の友人は、大学の枠組みを超え、

アンコールワットの調査団として、

保存・修復要員としてバイヨン遺跡を測量調査している。

 

地雷の調査の完全に済んでいない17,18年ほど前、

辛い作業の話の中に、遺跡の魅力と、

建築文化の保存に関わる誇りが伝わってきた。

 

アンコール(カンボジア)、チャンパ(ベトナム)、ボルブドゥール(インドネシア)、

当時行きたいと願った遺跡群は、今も私の中で行きたい場所上位に鎮座している。

 

 

大学時代建築を見る旅と称して、リュック1つで、ヨーロッパ、アジアをうろうろしていた。

大学院に進んだ後も、建築デザインを学びながら、インドと中国の国境の国、

シッキム王国の伝統民家の調査に自腹で参加させてもらった。

 

シッキム王国を知っている人はほとんどいないと思う。

というのは、現在は、事実上インドのシッキム州となっているのだが、

インドへのシッキム王国の編入を認めない中国は、最近まで地図にシッキム王国が書かれていたという、

ちょっと厄介な地域だからだ。

(シッキム州ではないが、近くにダージリンという都市があり、なじみがあると思うが、行くことは結構難しい)

 

世界第三位の山、カンチェンジェンガ峰があり、木の生えない山岳地帯もあるが、

多くの場所が、針葉樹林帯に属し、日本の木造建築のルーツの可能性がある地域での、

実測調査は新鮮で、楽しいものだった。

 

シッキムで唯一の都市と呼べるガントクでは、ネパール、ブータン、チベット、インド(英国)と 様式、

宗教が入り混じり不思議な都市構成も面白い。(Wikiによれば人口29000人(2001)のシッキム州 州都)

 

残念なことに、シルクロード貿易と中国-インドの貿易ルートとして、

交易が盛んだったこともあり、

トタンの様な安価、かつ軽量の建材が流通してしまったことで、

街並みや、集落の美しさという集団としての美しさは既に失われていた。

 

隣国のブータンが、鎖国と辺境であるがゆえに残った文化と町なみ。

比較すると雲泥の差があり、地域の手、地域の材料で作ることの

大切さを身に染みて感じた瞬間であった。

 

 

プノンペンに到着すると、強い日差しながら、からりとした風が吹き、

インドや中東の様な、独特のにおいもなく非常に快適である。

中心地までの通りは活気があり、建設ラッシュ。

世代的に私にはわからないけれど、

きっと日本の高度成長期の様なものなのだろう。

 

今、プノンペン市内には、39階建て188mの超高層ビル

Vattanac Capital Towerが竣工間際である。

建築家はテリー・ファレル(Terry Farrell 1939-)

英国の大御所建築家だ。

 

今までプノンペンには四角い高いビルはあったが、

緩やかな曲線とうろこ状のサッシを使った斬新なデザインは初めてであろう。

屋上付近に突き出したテラスがあり、ホテルのレストランになるらしい。

 

地元の人によれば、ペンギンビルとも言われている。

フランス統治時代に多くの建造物が建てられ、

東洋のパリと呼ばれているプノンペンの低層(5~6階)の街並みの中から、

巨大なガラスのペンギンが抜け出し、見下ろしている光景は、地元の人にどう映っているのか?

 

 

私が、1996年(18年前)にクアラルンプールに行ったとき、

ちょうどシーザーペリ(César Pelli 1926-)設計の

ペトロナスツインタワーが建設中(452m 1998年竣工)だった。

 

あのころのクアラルンプールも、勢いがあり、おとなしいマレー人の中で、

インド人街と中国人街が、異常に活気づいていた。

きっとインターネットのない時代であるから、ギラギラした野心を持った

人が、躍起になっていたのだろう。 

 

さらに前、私が20歳のときだから、1993年。

バンコクに行ったときは、ひどい交通渋滞の記憶しかない。

今のプノンペンと同じように建設ラッシュで、高速道路建設も進んでいた。

 

高速道路ができたら、渋滞が解消されると

タクシーの運ちゃんは誇らしげに言っていたけど、

結局、ひどい交通渋滞は今も解消されてないし、

景観に関してはひどいものである。

 

どこも、日本の経済発展を模倣し、街並みをおろそかにし、 儲かればよい、

豊かになればよい、外国の都市の様になればよい…としているのであろう。

そのあたりは、日本人として反省し、

豊かさへ向かう開発プロセスを考えなければと思う。

 

文化や街並みに反してして作るものの意味。

バタナックタワーにしても、ペトロナスツインタワーにしても、 あのクオリティだから良いものの、

どこかのコピーペーストが簡単にできる時代だから、 ほんとに気を付けないと手遅れになると思う。

 

東洋のパリと呼ばれていたプノンペンになってしまう…

 

世界一観光客の多いパリやヨーロッパの様な都市は、 アジアではできないのだろうか?

ブータンでできているのは、鎖国のおかげなのであろうか?

滞在中、頭から離れないテーマである。

 

「高い建築がいらない」、「経済発展してはいけない」という話ではなく、

日本が外国の材料や技術が入ってきたときに、日本の伝統や気候風土の知恵との良い混合をしていると思う。

今、話題の富岡製糸工場を代表するダイナミックで程よい折衷様式が作られている。

そうしたその国の文化や風土の延長線上に、外国人(日本人)の感性と技術が足されることで、

新しいデザインが生まれるはずだ。

 

まずは、じっくりカンボジアという国を観察してみたい。

その為にも、小さなプロジェクトをまずは動かし、

様々な人と接し、現地の風を肌で体感することが大切に思えている。

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陸前高田、広田湾の牡蠣

震災直後から、画廊閑々居さんと本多設計で始めた「これ!使ってプロジェクト」

建築家や画家が持っているスケッチブックや鉛筆を被災地にいるだろう

将来画家や建築に携わるかもしれない子供たちに送る活動です。

 

その活動の中で、閑々居北條さんが出会った陸前高田市の鈴木さん。

被災して多くを失いました。でも、

現在、船が手に入り、牡蠣の養殖を再開したそうです。

 

そして、ついについに、FAXで注文し、届けてくれることができるようになりました。

詳しくは、閑々居さんのHPに書いてあります。

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荢坂恒治陶芸展

先週、画廊「閑々居」に荢坂恒治陶芸展を見に行ってきました。

今まで2回荢坂さんの器を買ってきましたが、
今回も一番気に入った茶碗を購入。
写真は、家にいる2つの香川の塩釉の作品です。...

初日ということで、荢坂さんご本人ともお話することができ、つくり方や道具、窯のことをお聞きしました。
香川県財田町に窯があるということで、(香川には縁があるので…)

いつか、窯を炊いているときに遊びに行きたいですね。

荢坂さんからは、3日間、火を絶やさないようにするので、
労働者として参加の希望が来ましたけど…

しかし、いい買い物ができました。
まだ、展覧会はやってます。18日(水)までです。
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東京スキップガーデンプロジェクト宣言

昨日、東京京橋にある第一生命相互館110タワーにある、イトーキのSINQAというスペースで、

 

「東京スキップガーデンプロジェクト宣言」

 というイベントを開催しました。

最初に、私と藤井由里さんで、スキップガーデンプロジェクトの趣旨やプロジェクトの説明をしました。

 

次に、3人の建築家に登場していただき、屋上を活用している実作をもとに屋上の可能性、魅力、問題点、作法などについてディスカッションをしました。

3者それぞれ、魅力的な屋上を作っているとともに、

実施というハードルを越えるにあたっての、問題点を受け止めていて、非常に有益な情報をいただきました。

 

次に、スキップガーデンのメンバーである清水建設の横田さんによる

屋上の動物(鳥)や昆虫などの生態系による緑化の意味を

ダイジェストで受け取りました。時間が少なかったので、

もっと聞きたいという意見が多く聞かれたので、

清水建設技術研究所へ見学ツアーをしたいというイベントも

企画していきたいと思っています。

 

さらに、協賛していただいた企業の最新技術の紹介

旭硝子さんのガラスに挟んだソーラーパネル

池上産業さんの50年間腐らないアセチル化木材アコヤ

ウェザーニュースさんの気象予報のこれからの社会への展開

マサキエンヴィックさんの屋上緑化に特化した軽量土壌

最後に、場所を提供してくれたイトーキさんのSINQAという

新しいイノベーションセンターについて

 

デザインやシムテムだけでなく、

多方面から屋上という場所への

アプローチを見ることができました。

 

これをさらに次に広げていこうと思ってます。

台風の中、ご来場いただいた皆様に、御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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都市の屋上

最近依頼を受けた仕事で、

都市部の老朽化した建物の全面改装の仕事があります。

現在、都市部にはこうした築40年を超え、

あまりメンテナンスをしてこなかった

建物がかなり多く存在しています。

 

40年経つと、当初の設計の思惑と

現状の都市の要求が異なり、

結局は安売りすることになっている現状があります。

 

こうしたビルに、新しい価値を生み出し、

再デザインするという仕事です。

 

また、今回はお施主様のご理解があり、

都市部の小オフィスの家具レイアウトなど、

働き方の空間まで、提案をさせていただきました。

 

竣工は1月予定です。

 

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東京スキップガーデンプロジェクト

建築家と環境技術を持つ企業がコラボレーションして
「東京スキップ・ガーデン・プロジェクト」を提案するフォーラムを開催します。

http://www.tokyo-sgp.com/

出演者:

鈴野浩一(建築家)

長坂常(建築家)

原田真宏(建築家)

横田樹広(清水建設技術研究所)
東京スキップ・ガーデン研究会 

藤井由里(建築家)

本多健(建築家)

モデレーター:中崎隆司 (建築ジャーナリスト・生活環境プロデューサー)

日時 2013年10月15日 (火曜日) 18時から20時まで ( 交流会 / 20:00 〜 21:00 )
会場 SYNQA ( 東京・京橋 http://www.synqa.jp/ )
参加費 無料  HPから参加登録をお願いします。
主催 東京スキップ・ガーデン・プロジェクト研究会 (事務局・マサキ・エンヴェック内)
協賛 池上産業株式会社・マサキ・エンヴェック株式会社・ウェザー・サービス株式会社
協力 株式会社イトーキ ( http://www.itoki.jp/ )
企画 中崎隆司

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写真撮影

春に竣工したお宅の写真撮影に行ってきました。
プロのカメラマンに同行し、白い外壁の建物と、

空、庭木の緑の位置などを確認しながら撮影です。

 

竣工半年経過していますが、

外壁は光触媒の効果があったのか、

まったく汚れていないので、一安心です。

 

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都市の屋上の話

都市の屋上に関して研究会を始めて、もう1年以上になりました。

屋上緑化は、本業でいろいろ設計していると、緑化について法整備されたので、多くの物件で検討することが出てきています。

しかし、設計と法整備にビルオーナーの意識はついてきておらず、

結局管理に手間と費用が掛かるので、選ぶ樹種は管理が簡単とか、安いとか、極端な人は枯れてもいいといった選択になりがちです。

 

本研究会に参加していただいている、マサキエンビックさんが多くの事例を挙げて、意味のある緑化を紹介していただいています。写真の銀座「白鶴」屋上にある水田もその一つ。

 

法的に必要だから緑化するのには、管理されないなど、問題が多く、 使われていない屋上を、使われる場所にするために、緑化することが必要ということと理解しています。(昨年、田植え後に見学しに行かせていただき感謝です!)

 

 

株式会社マサキエンビックhttp://www.envec.co.jp/

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アセチル化(無水酢酸化)木材 アコヤ

「えるいえ」の一年点検が終わりました。基本的には塗装の修正と駐車場土間コンクリートの収縮クラック以外直すところはなく終わりました。

 

写真はウッドデッキに使用したアセチル化 (無水酢酸化)木材のアコヤです。材料はニュージーランド産のラジアタパイン。それをアセチル化して腐らない木材に変身させます

 

通常は無塗装で搬入された材料に防腐処理+塗装をするのですが、あえて無塗装で使っています。ほかの多くのウッドデッキと同じようにグレーに変色をしましたが、水を吸って黒くなっている様子もなく、非常にいい感じです。(写真は雨の降った次の日なので、手前半分の表面はやや水分を含んでいました。)

 

雑巾がけをしてあるので、子供たちは裸足で遊んでいます。

 

塗装をして竣工当初が一番きれいな状態というよりは、時間と共に変化して、さらにメンテナンスがほとんどなく、汚い状態ではないものが良いと思っています。

 

かなり高価な材料ですが、メンテナンスを必要としないことを考えると、住宅の寿命から考えるとかなり安価になっています。永く使えることも省エネと言えますね。

 

池上産業株式会社

http://www.woodwise.jp/accoya/setsumei.html

 

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小友中学校よりお手紙

岩手県陸前高田市の小友中学校に「これ使って!プロジェクト」で建築関係者や画家関係者に呼び掛け、文房具等を送ってもうすぐ2年が経ちます。

 

震災の直後、自分の設計した画廊をチェックしに訪れた際に、始まった支援ですが、自分にできることの小ささを知りましたし、一歩踏み出すと見える世界が広がったという貴重な体験もできました。

 

現在は、地元の文房具店の商売の邪魔にならないように、プロジェクトを終了し、小友中学校の修学旅行の際に東銀座にある「銀河プラザ」にお客として顔を出す程度にしています。

その小友中学校の生徒さんよりお手紙をいただきました。

 

この3月で「閉校」する旨、支援の「感謝」などがつづられていました。

本当に恐縮です。勉強させていただいたのはこちらのほうです。ありがとうございました。

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閑々居の展覧会

以前設計した画廊の中の茶室「閑々居」さんの展覧会。久野隆史さんの「春の窓」に行ってきました。(最終日!)京都からいらした久野さんご本人にも会うことができ、絵も堪能させていただきました。

 

日本画は畳に座って眺めるのが一番いい気がします。ちょうどお茶の稽古の前だったので、道具も用意され、花も各所に活けて有りました。入口に水仙、床の間に白い椿、飾り棚に沈丁花。久野さんの絵も猫柳、百合などなど…春らしい画廊でした。次回の展覧会も楽しみです。 (写真は水屋部分)

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O-14

ドイツに住む、大学時代の友人からメールが届きました。

友人がニューヨーク時代に設計に携わったドバイのオフィスビルO-14「オー・フォーティーン」がArchitizer Awardsという賞にノミネートされたとのこと。(設計)ライザー+ウメモト

最終的な受賞作品は読者の人気投票で決まるようです。

http://awards.architizer.com/public/voting/?cid=8

(写真は工事中のO-14)

 

O-14は、ドバイの過酷な環境に建ち、あり塚の換気システムから発想を得た、省エネオフィスとテレビでも紹介されていました。bio-mimicry(バイオミミクリー生物模倣)の発想は、私が大好きな考えなのですが、当の担当者はそんなこと考えてないって…。

 

バイオミミクリー:生物の機能を模倣することで新しい技術を生み出す学問。

 

ライザー+ウメモトといえば、アトラス(ATLAS OF NOVEL TECTONICS)という著書があるので、アマゾンで買ってみました。翻訳にも参加した友人曰く、「難解な本」とのことで、ゆっくり時間をかけて読んでみたいと思います。

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京都2

「鶴屋吉信」さんの本店の2階に、目の前で和菓子を作っていただけるコーナがあり、和菓子の職人さんにつくってもらいました。終始、前傾姿勢で手元や道具を拝見しました。日持ちのしないおいしい和菓子が、京都にはたくさんあるそうです。これだけでも、行く価値があります。 昨日のとらやさんもおいしかったし。

このお菓子も、目の前で作っていただきました。旅行の醍醐味は、ネットやテレビでは伝わらない、その場でしか味わえない、「体験」をすることなのでしょう。

観光地の施設設計をすることもあり、建築の設計が、ソフト面の知識が必要になってきています。そういう意味でも、旅行は建築に必要ですね。 帰ってきたばかりなのに、また行きたくなった…

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京都

同志社大学の教会コンペの審査を聞きに京都今出川のキャンパスに行ってきました。上位5組の提案はそれぞれ、違った視点からつくられており、大変興味深く、また、自分の提案と比べながら聞いていました。 (写真は伏見の寿司屋「かき仙」で鯖寿司を押してもらっている間、サービスでいただいたくずもちです。)

 

プレゼンが終わり、別室審査中にキャンパスから歩いて5分ほどの内藤廣さん設計の「とらや」さんに休憩に行き、数名で建築談義をかわしました。また、1等案が決定してキャンパスを後にしましたが、そのあとも、永山裕子さんの設計「魚棚」に場所を移し、設計競技の話の続きです…

ほどほどに酔った後は、村野東吾設計の都ホテルにチェックイン。(現在はウェスティンホテル)敷地内にある、数寄屋風の別館「佳水園」に泊まりたかったのですが、一人では贅沢なので、普通の部屋を予約しておきました。

チェックインの際に、「空いているので、広い部屋にアップグレードしておきました」との嬉しいホテルマンの一言。

 

さすが京都。もてなし上手です

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ユニークシティ

最近静岡に行く機会が増えました。 (写真は東静岡駅グランシップ)

設計の仕事になっているわけではないのですが、

都市について考えると、なかなか興味深い地域です。

 

県人口だと全国10位、政令指定都市が2市あります。(静岡・浜松)

東京-名古屋/大阪をつなぐ重要交通経路であり、車、電車共に非常に整備されている。

日本一の富士山、伊豆の温泉地、農地、港、工業地と都市を成立させている、周辺のバックアップ機能がバランス良く取れている県といえます。 いわゆるコンパクトシティを目指す資質は既に整備されていると言えます。しかも、温暖な気候で環境負荷も少ない地域です。

 

今後、人口減少時代において、大幅な人口減少地域に入っているのは間違いないのですが、今後10年の動き次第で、一番豊かな都市になる可能性があるんじゃないかと思っています。

 

生産系の機能を持っていない大都市。消費地が無く若者をつなぎとめられない地方都市。

ここで、「目指せ東京!」を脱却し、独自の路線を作っていく。ユニークシティとなることが、大切だと思います。

 

ユニーク[unique]とは、唯一の、一意の、固有の、特有の、独自の、独特の、類稀な、珍しい、変わった、などの意味を持つ英単語です。他県にない、独自の都市像を作り、20世紀型都市計画や大規模再開発ではない手法が求められていると考えています。

 

 

 

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閑々居~横浜美術館

年末に、「閑々居」で新酒の試飲会を企画していろいろな方に集まってもらいました。照明デザイナーの岡安泉さんや、画家の中上清先生、同じく画家の藤井雷さんなど、不思議な組み合わせでしたが、楽しいひと時を過ごせました。

 

その話の中で、横浜美術館のコレクション展に中上清さんの作品が展示されるというので、拝見しに行ってきました。

「光をめぐる表現」と題された展示は、ガラスの作品から抽象絵画、シュルレアリズム、そして日本画の中での光の表現と続き、なかなか考えさせられるものです。

 

この展示の中で、ひときわ気になったのが中上先生の作品でした。お会いしたからではなく、純粋にそう思いました。切り取られた一瞬の光なのですが、何か動きがあり、神々しささえ感じます。また、見ているこちら側に浮遊感を感じる魅力的な絵画でした。

 

建築の世界でも光は大切な要素です。特に刻々と変化する自然の光に興味があります。常に変化する光を捉えてそこにあるものとすることができたら、そして、いつみても新鮮さを失わないものを作れたらと考えています。

 

横浜美術館 コレクション展

2012年11月3日~2013年3月24日

「光をめぐる表現」

2013年1月15日(火曜)~1月25日(金曜)は企画展展示替えのため休室

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韮山反射炉

韮山反射炉

所要があって、伊豆の国市に行ってきました。午前中用事を済ませた後、世界遺産登録を目指している韮山反射炉を見てきました。時間があったので駅から20分弱歩きましたが、歩行者には優しくない道中ですし、案内図もなかなかありませんでした。改善の余地あり!

 

反射炉は写真の棟の形状のことだと思っていましたが、この棟の下の炉の部分。しかも内部が反射炉として貴重らしく、肩透かしでした。が、この棟の造形良い!

 

設備として必要な高さであり、(ふいご等人の力を利用しないで自然給気させるのに必要な高さとのこと)構造上下部を丈夫にする為に大きくしているなど理にかなっています。そして美しい。創建当時は漆喰で白い4本の棟だったとのこと。

 

構造、設備の必要を形にし、かつ美しいもの。理想的な建築物です。

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2013年 仕事初め

新年あけましておめでとうございます。

 

昨年中は誠にお世話になりました。

本年もスタッフ一同頑張ってまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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